![100719_215250.jpg](http://miyabigoto.com/blog/upload_item/20100722_4c4758cb3381b.jpg)
宮古上布は芋麻から
シナ布はシナの木の皮からつくられ古代織物のひとつです。
夏衣は一ヶ月だけに限られた日本人ならではの、ほんとうに贅沢な楽しみです。着物の遊びの醍醐味の瞬間を味わいます。
宮古上布は芋麻から
シナ布はシナの木の皮からつくられ古代織物のひとつです。
夏衣は一ヶ月だけに限られた日本人ならではの、ほんとうに贅沢な楽しみです。着物の遊びの醍醐味の瞬間を味わいます。
海の青さに空の青
南の風に緑葉の
芭蕉は情に手を招く
、、、
芭蕉布は芭蕉の木から
八重山上布は芋麻から
消えかかっているものほど丁寧に気が遠くなる時間と手技でつくりあげられています。心地好い風を運んでくれる尊い衣です。
海の日だからブルーなのですって!
団扇は古くから大陸にありましたが扇は日本が起源です。木簡から檜扇、平安のころに紙扇が登場します。鎌倉のころこの扇子が中国に渡り片面貼りだった型が団扇の影響で両目貼りになって逆輸入されたのです。宮中の儀礼や扇合せや扇流しといった遊びがあったように和歌や花などをのせる役割から始まり、能や狂言などの芸能、挨拶や懐剣の代用など日常に必須なものとなりました。
今でも末広がりの縁起物となれているように、お宮参りに扇を奉納することから始まり人生の節目節目には扇を携え、贈ったのです。
挨拶に結界にするたびに扇の尊さを感じます。
「あふぎ」の夏扇の季節になりました。
朝、ベッドルームから空を見たら、もくもくと白い白い雲。夏到来です!
羅紗(うすもの)の季節になりました。素肌でいるよりも夏衣を羽織るほうが、体が軽く感じる気がするのがいつも不思議な感じがいたします。
袷から単衣になり羅にと肩に掛けた瞬間の微妙な軽やかさで四季の移り変わりを感じるたびに日本人の醍醐味をしみじみ味わいます。
生絹(すずし)に小袖でつくった帯をあわせます。紋は朝顔です。
わんちゃんがネイル?!
ビックリ!
はじめて見ました!
琥珀もエネルギーが高い波動がありますが、珊瑚もかなり、、、。魔除けだったのも頷けます。
洋装のジュエリーはヴォリュームがあるので波動が直接的に伝わります。
雨の愉しみには和傘があります。
欽明天皇の御代に大陸から渡来した唐傘が平安の頃の製紙と竹細工の技術で改良され、室町の頃には、ほば今の形に。そして徳川時代に普及されました。和紙と竹と糸の繊細な工芸は日本の美意識の技のひとつです。最近のものは手元と石突の素材が残念ですが、それでも優雅な気持ちになります。蛇の目は魔よけでもある意匠です。私は無地の紫と緑を好んで使っています。もちろん着物の装いの折に限ってですが、、、。
夏のモードを引きずって、恵比寿にオープンした和牛のハンバーガー「BLACOWS」。アボカド、ビーフを頼みました。配達もはじめたそうです。
沖縄といえば島辣韮です。余分なものをひとつひとつ丁寧にとり、お塩をふったものを冷蔵庫にしばし、鰹節をまぶして出来上がります。おつまみに最高ですね!
那覇に戻り市場に向かいました。どこの国でも都市でも村でも市場は何よりエキサイティングでワクワクいたします。
時間がなかったので駆け足で、、螺を十倍にしたような夜光貝を買うと、二階の食堂に調理したものが運ばれてきました。美味しかった!いろいろ注文したランチでした。
天の世界、地の世界、人の世界を行き交う日々。
天地人以外の水中の世界を初めて体験。
ここにも素晴らしい生命体が織り成されており、自然の造形や色の驚異を目の当たりにいたしました。
海藻や海星、貝や珊瑚、様々な極彩色の魚たち。ニモの親子にも遭遇。
日焼けがいやで断り続けてきたのですが、皆さまの説得に渋々、、、。ところが見果てぬ新世界にすっかり虜になり日焼けもどうでもいいくらいに。感謝感謝の経験でした。早く、水中の世界に、また飛び込みたいです。
沖縄では雑草のようにあるのが、この美しい名、月桃。別名もシェルジンジャー。島の人たちに親しまれています。その香りは防虫にもなり、乾燥した葉や種はポリフェノールが高い薬草茶に。
釣ったアオマチダイを月桃の葉で蒸したアクアパッツァは芳しい香りがたちこめます。お塩とオリーブオイルで完璧です。
可愛くレトロな小瓶のソーダは黒糖、ドラゴンフルーツ、シークヮーサー、カルピスソーダの四種のご当地もの。ここは伊江島。
日本雅藝倶楽部のお料理の会の毎年恒例の合宿なのです。
潮風がふきぬけて、気持ちいーい!
どこに向かっているのでしょうか?
食材で季節を感じることも日本人でよかったなと思うことのひとつです。
鱧しゃぶの甘みとそのおだしの滋味溢れるしみじみさ。小ぶりのカラッと焼かれた鮎はHALF&HALFのビールで(黒ビールと普通のビールの半々割、銘柄は合わせます)
珍しい早松(さまつと読むそうで、早取りの松茸です)で先取りがあるところが京都です。特別アレンジメニューを堪能させていただきました。
京都に着き、晴れていたのでお稽古前に何必館の良寛でも見ようと歩いていたら急に大降りの雨。傘もなく喫茶店に飛び込み雨宿りです。油断できないこの季節は傘が必須です。
新しいブランドだというお土産をいただきました。チョコレートはトリュフ型が飽和して次なる傾向になっているのでしょうか?箱を開けて、アクセサリーのような可愛らしさに驚きがあります。形は単純ですが、ひとつひとつのお味にバリエーションがあり奥行きを感じます。「SPANISH&BUNDLE」といいます。ごちそうさまでした。
林屋晴三先生の肺にあった1、5?の癌が消えたという嬉しいことがあり、お祝いの会をいたしました。
手術の出来ない位置にあるということで、まことに心配したのですが、先生は「生きているのも死んでいるのも同じようなもの。おまえさんたち騒ぎなさんな。まだ死にゃぁせんから」と至って超然と淡々とされていたのです。まさしく能の世界のように、あの世とこの世を行き交っているかのような心持ちが奇跡を起こしたのでしょうか?
一方、古稀を過ぎているとは思えない 美しさと可愛さを持つ花井幸子さんは10?のハイヒールにファッショナブルな出で立ちで登場。指にはフローレンスの11カラットのダイヤモンドが眩しく。
強運な方々との夕餉は水無月祓にふさわしい邂逅でした。