出版

工作舎から若い方に日本を好きになっていただこうと出版した「雅藝草子」から17年ぶりに「ことたまのかたち」が10月1日よりAmazonと書店にて販売開始となりました。書への思い。作品で表現している神代文字についてなどを綴りました。

d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e_14.JPG

一次会は「木乃婦」で85名。都一中先生の演奏ではじまりました。二次会は女将さんが生徒さんでもある上七軒の歴史あるお茶屋「中里」さん貸切で45名。艶やかな舞妓さん芸妓さんがずらりと登場くださいました。翌日は新しく店舗を移転した「点邑」さんでお昼の会で締めくくり、おかげさまで、多くの方々にお出ましいただき盛大な会となりました。

団扇

サプライズで、舞妓さん芸妓さんの京団扇を職人さんにオーダー。
二ヶ月かかって参加の生徒さんのお名前と日本雅藝倶楽部の紋を入れていただきました。思いのほか好評でした。

d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e_12.JPG

空間を彩ったのは藤舎名生先生の笛。
会場を影から歩きながら登場。遠かった音が近づきます。即興で足をならしたり、私の作品から見え隠れ。午前の演奏は風と光りのような。夕方の演奏は月の光のような素晴らしい情趣がありました。

d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e_11.JPG

当倶楽部の書をあらわす、それぞれの二度と書けない書!
共通課題は仲秋に因み、「月」。

五色

d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e_9.JPG

和紙の色は陰陽五行からの五色。
緑、黄、紅、白、黒(紫)。
それぞれが意味をふまえながら選びました。

幟旗

d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e_8.JPG

今回の作品課題は書は幟旗。かねてから実現したかったテーマです。そして、陶芸は壺といたしました。
書をあらわす形式は色紙、短冊、掛軸、屏風といろいろありますが、神様の依代としての源がある幟旗はその神聖なものから戦国時代にくだると戦での役割となり、力ある形です。20周年という節目に場所の機会も得て「天への言霊」をそれぞれが表現いたしました。二メートルから三メートルの幟旗が八十本以上立ち並んだ様は圧巻でした。

お出迎え

d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e_7.JPG

今回の会場は重要文化財で普段は非公開。京都市と文化庁の管轄で仕切りのきびしい場所でした。液体物持ち込み禁止でいつものようにお茶もお出しできず、代わりに京都オススメマップをつくりました。予定していた書のワークショップや私のパフォーマンスもできず、また、花も活けることができない為、お出迎えとして室町時代の狛犬を。かなり大きなものでしたが、後ろの私の書が高さ3メートル、横幅が160センチなので、とても小さく見えました。

いよいよ


日本雅藝倶楽部二十周年記念「雅藝MEETS二条城」雨の予報を吹き飛ばしありがたい快晴。