2015年のバースデーがこちらの制作現場でした。雪の中、初めて訪れたニセコは翌週、訪れたスペインがかすむほど刺激的でセンセーショナルな町でした。
私の書の表現のはじめての理解者だった建築家、リカルド・トッサーニさんは15年以上前に、墨の黒を「ゴージャス!」といい、墨の横線と垂れの作品「時間と空間」。墨のストライプのアブストラクトの作品を大きな空間にオーダーしてくださったのです。
それから時は流れ、再び、オーダーくださったのが、ニセコのコンドミニアムホテル「MUSE」。プランを提出しなくてもまかせてくださり、書が主役になるようカッシーナの家具もオーダーされ、まさに、光栄なる現場!神代文字を書いていた頃で、せっかくの北海道、アイヌの古代文字で音楽家がオーナーなので、「ドレミファソラシド」を全館に散りばめました。空間に魂が入ったとリカルドさんから嬉しいお言葉。
制作を手伝ってくださった方と完成空間を体験に参りました。
ところがこちらに泊まれかない事件がおきました。