二十代のはじめ、花背の「離世」を主宰する、徳力みちたかさんと出会いました。
そのころは日本をテーマにしたコンセプトを解決できる方が、いなく、古い日本旅館のリノベーションの仕事をお願いしようとしたのがはじまりでした。茶会や商品開発や、ロゴ、アートワーク、、、など、次々と私の中に培われていた「日本」に気づき、知識や美意識がかたちとなって世の中にでたのが徳力さんのおかげでした。あなたには「書」があると気がつかせてくださり、目覚めるよう導いてくださったのも彼です。徳力さんがいなかったら、今の私はありません。久々に離世に足を踏み入れると懐かしい作品が今でもならんでいました。