22年前に渋谷PARCOの文化サロンに「林屋晴三、茶碗を語る」とあり、立原正秋の小説に白磁をみきくる人として登場してたその人本人かと、興味深く、参加してみたのが出会いのきっかけでした。
月曜日の午前中に集まる数名の方々の為に雨の日も坂を風呂敷に包んだお道具を運び、名品を手に取れと、我々にしらじらとした蛍光灯の会議室で毎回、様々な茶碗をさわらせてくださるのです。
まさに、私のサロンに必要な方だとお声かけしたのです。先生は以来、「僕はりえこさんに釣り上げられた、ナンパされた」とおっしゃっておられました。(続く)