石菖蒸

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湯煙の町、別府温泉郷にまいりました。別府八湯の一つ鉄輪温泉郷にある旅館「神和苑」のリノベーションの仕事です。
鉄輪は一遍上人が海を渡って上陸した地。こちらには日本の全国の温泉の中でも泉質のよさで10本指にはいる青湯といわれる源泉があり、炭鉱王の別荘だった敷地の山頂には原生林に囲まれた温泉神社がありました。友人のお父上が情熱をもって一年もかけて改修をしており、そのお姿をみると土地に人は選ばれるのだと実感いたします。神社と旅館を自分ですることが人生の最終地点と思っている私には将来を垣間見るかのような導かれたようなご縁でした。
日本の地方のその土地の歴史や風物を生かすことが日本を守る方法と思っているので外部からの眼はその土地に埋もれている良さを発見します。こちらの写真はこの土地に伝わる里芋科の植物石菖の葉の蒸風呂の隣にある倉庫です。瞬く間にデトックス。古くから伝わる初めての石菖蒸の体験でした。このプロジェクトにワクワクです。

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このページは、が2010年2月24日 10:17に書いたブログ記事です。

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