日常を豊かに暮らす術を学ぶ場として、
季節を大切にしてきた日本人の心を知り、
所作を生活に取り入れることは、美意識を習得することであると考え、
心得講座を開講します。
1995年に設立した日本雅藝倶楽部では、受講者が感性を研ぎ澄ます独特のプログラムを
展開してまいりました。茶道、華道、香道を単体の習わしとして極めるのではなく、
それぞれの中に共通する日本文化の根拠のルールを見つめ、総合的に理解し体感できる
日本雅藝倶楽部だからこそできる、心得講座です。
感性を磨き、季節ごとの風習、美への意識を学び、
日本文化の精神性をもって、今の自分に生かす・・・
季節の心得講座として日本文化の知識と美意識を伝える講座です。
日本家屋での作法 (玄関、座敷、床の間)
場面での作法 (お食事、宴会、茶会、料亭、御茶屋)
礼儀と贈答
着物の格と着方
12ヶ月の室礼と歳時記
床の間拝見 (書の見方、花の見方、空間の見方)
花を活ける
(季節の花と器の取り合わせ、生活の中の投げ入れ花)
季節の着物と文様
茶の湯と懐石
書の講座は、主宰者である川邊りえこによる個人レッスンで、
会員の方々の必修となります。
それぞれの選択講座は、「総体の美」を実践していただくため、
型でなく、受講者の個性を重んじ、伸ばしていくという趣旨のもと、
講師陣を招聘しております。
「書」は、自己表現の第一歩です。
通常のお稽古では、古典を手本としながらも個性を尊重した指導を行っております。
そして様々な作品づくりに応用していきます。年賀状やお礼状、見舞い文などにはじまり、
熨斗書きや社是、ロゴデザインにいたるまで、日本のたしなみを身に付けつつ、
自らの書で作られる心がこもった表現ができるよう習得していきます。
陶芸の体験が有る方も多いと思いますが、ぐい飲みや
茶碗などの木曽から学ぶのではなく、日常で使える
大皿など想いもよらない大作を作ることができます。
自分ではつくることはできないとおもわず、雑誌の
切り抜きなどの欲しいと思う器のイメージをお持ち
いただき、数時間で実現します。ご希望のときに日常で
使う器、おもてなしの器、ぐい飲みのギフトなど
想いのままに、夢のように仕上げることができます。
市販の器を越える特別な一つができます。
造型した作品をバリエーションのある釉薬見本から
このみの質感を選べ、松ノ木をつかったのぼり釜による
焼成により、数ヶ月後に出来上がってきます。
初心者から上級者まで自由な発想で創作いたします。
東京のお稽古場で成形し、その後、岐阜県可児市の
「弘法窯」へと運ばれ丁寧に焼成され、重圧感のある
仕上がりとなります。茶碗、花入、香合などから
大皿や鉢など日々の器や現代的な雑貨に至るまで
思い思いのものが出来上がっています。
年賀状やお礼状、見舞い文などにはじまり、熨斗書きや社是、ロゴデザインにいたるまで、日本のたしなみを身に付けつつ、自らの書で作られる心がこもった表現ができるよう習得していきます。
本物にこだわり、日本の文化・しきたりを理解しながら、さまざまな器の取り合わせの楽しみ方、手作りの和菓子やお料理で真のもてなしの心を伝えていきます。
通常の茶道教室とは違い、お手前を学んでいただくのではなく、
和室でどのよう に振る舞うかを学んでいただけます。
例えば、初心者の方は和室への入り方、ふ すまの開け方、
お辞儀の真行草などと茶席に招かれた場合のお客様としての
マナーの速習コースをはじめとし、上級者の方には
本物のお道具によるお茶事の体験など、
お免状の取得を目的とした茶道ではなく、
実践的に茶の湯を習得いただけます。
日常生活では全く体験することのない、
歴史の中で存在する、香木の体なる香りを体験することは、
人生で一度は体験してほしい。
堅苦しいイメージの香席ではなく、覚醒する五感、
喚起する想像力、という体験のお香へ誘います。
美術家・書道家 日本雅藝倶楽部、にっぽんや工房 主宰
1990年、日本の職人による物づくり、日本の素材を提案し、広める「にっぽんや工房」を設立。
1995年、企画コンサルティングの経験をもとに、幼少より嗜む日本伝統文化を学び伝える「日本雅藝倶楽部」を設立。日本文化の美意識である「総体の美」を伝える啓蒙活動として、経営者を中心とした会員制のお稽古サロンで、書を中心として本物と日本の美意識を追求する様々なプログラムを展開する。東京と京都に拠点を持つ。
1995年より明治神宮、東京国立博物館、京都・二条城、法然院、北京釣魚台国賓館などで日本の文化やもてなしを伝える展覧会、茶会を開催。また国際交流の企画、セミナーやカルチャースクールの講師も務める。
2004年、世界へと発信する「雅藝日本文化交流基金」を立ち上げ、パリ、トルコ、雲南、スリランカなどで子供ワークショップやボランティアを開催。
自身の作品制作として、日本古来の伝統、美意識への幅広い教養をベースに、ボーダレスなアート活動として、「書」を現代アートとして解放していくことを願い、2008年にパリのギメ美術館、2010年ポーラ美術館、2012年メグミオギタギャラリー、2013年児玉画廊|東京で「KO.TO.TA.MA.」を発表。古代史や神職としての学びから神代文字を表現、「古代と未来」をテーマとして祝詞を書き、空間と時間を包括的に包み込む「書」を核にした創作スタイルは「KO.TO.TA.MA.」として展開される。
茶道 陶磁史研究家
昭和23年、東京国立博物館にはいり、工芸課長、資料部長を経て、63年次長。
頴川美術館理事長、菊池寛実美術館館長を務める。日本陶器、とくに茶陶を専門とし、展示の企画や著作によって茶の湯の文化紹介につとめる。
平成19年、織部賞。著書に「日本の陶磁」「高麗茶碗」など。
1928年京都生まれ。東京国立博物館を退官後、陶磁器、利休、茶の湯を各界へ指導。国立博物館名誉会員。菊池寛実記念智美術館館長。また、今日庵茶道資料館常任顧問。サントリー美術館運営委員など歴任。著書多数。
江戸常磐津 一中節家元十二代 三味線方
本名「藤堂誠一郎」常磐津節を父初世常磐津文字蔵、四世常磐津文字兵衛、常磐津菊三郎に師事。長唄三味線を田島佳子、長唄を皆川健に師事。東京芸術大学音楽学部中退。音楽院を小泉文夫に師事、一中節を十一世都一中に師事。
1981年 二世常磐津文字蔵襲名
1986年 歌舞伎座の常磐津節立三味線 ( 主席奏者 ) に昇格
1991年 十二世都一中を襲名し、一中節 ( 総合指定 ) 保持者認定
2008年 重要無形文化財常磐津節 ( 総合指定 ) 保持者認定
1952年、東京生まれ。
三味線音楽の中でも特に繊細で優雅な一中節都派宗家
家元十二代目。東京芸術大学中退。二代目常磐津文字蔵を襲名。歌舞伎座立三味線。十二世都一中襲名。
日本芸術院賞受賞。
日本料理家元 四條司家 包丁道
平安時代に日本料理の料理道・庖丁道の基本体系を確立した四條中納言藤原朝臣 山陰卿を祖とする、千年以上の歴史をもつ四條司家の、第四十一代当主。
四條司家、第四十一代当主。
全国日本調理技能士名誉会長、四條司家料理故實御調所所長を任じて、日本料理の発展、故実の伝承に勤める。隆彦の父、第四十代当主隆貞卿は昭和二十九年、初めて天皇陛下に相撲をお見せになり、今日の展覧相撲のきっかけをつくった人です。