エルミタージュ美術館でロマノフの肖像画だけをたどって1時間半。リアルな肖像画を前に系図を把握に没頭してしまいました。
どこの国も権力のもとに繰り返されることは同じ。人間の本能と煩悩を感じます。ロマノフ王朝が残したものは日本でいえば秀吉の金の茶室でしょうか?いえ、秀吉の方がまだオリジナリティーがあったかもしれません。フランスを追った美意識が残したものは、どこまでもコピー。なぜ独自の様式を生まなかったのでしょうか?サンクトペテルスの名前の響きとは裏腹なディズニーランドのような造作の街や宮殿にガッカリいたしました。
