祝、エリザベス女王在位60年。天皇皇后両陛下はどこの国、どの方々よりも尊っばれた歓迎を受け、誇らしい外交に日本の誇りを感じます。
これはいただいたお土産のティーバッグですが、さすがのユーモア!でもMADE IN GERMANY !
2012年5月アーカイブ
花がない空間は考えられません。一輪でも力をくれます。宴の後片付けが終わり鉄線を紫の瑠璃の器に。母の日なので帰らないといけません。また来月!次回の京都は十日間は滞在します。
今回の宴はユースケさんの手打ち蕎麦、ヨウジロウさんの卵焼きがメイン。私はお蕎麦に合いそうなお食事を8品用意いたしました。40人程おみえいただき、家にも活気がつきました。みなさまありがとうございました。
一度、どこかに使ってみたかった「なぐり」。
熟練した職人さんが鐫で木材を鱗のようになぐっていくのです。ためらいが許されない作業です。本来は床にあしらうのですが、ニュアンスをつけたい京都の二階の和室でしたので座卓に。杉のいい香りが満ちます。リバーシブルでも使え、足の組み方を変えれば、座卓からダイニングテーブルになります。
日本雅藝倶楽部はこの5月11日でなんと17年をむかえました。その17周年の日に京都のお稽古場の御披露目会をいたしました。計画性のない私としては流れのままでしたが、驚きながらも感謝の気持ちでいっぱいです。
ようやく表札もつきました。古びた家に合う古材は金閣寺のものでした。古墨は木に沈みながらもうっすら陰影が光ります。
これは5月に出すお軸。上賀茂神社の祭事、賀茂くらべうまの図です。早朝より頓宮遷御、菖蒲の根合わせ、後、乗尻は左右に分かれ左方は打毬、右方は狛鉾の舞楽装束を着け、馬に乗って社頭に参進する行事は堀河天皇の御代からはじめられました。
これは蓮月の画賛。江戸時代の尼僧、彼女の書は私にとって影響があったものです。
京都から一瞬の旬、花山椒が届きました。
玉ねぎ、牛肉で和久傳?幸村?風、鍋にいたしました。ピりりと優しい刺激が風薫る季節を伝えます。
菖蒲、杜若、花菖蒲、、
枕草子にも「むらさきの花の中にはかきつばたぞすこしにくき」めでたきものとあります。
私は水際に咲く杜若の優美な姿と艶やかな紫に心ときめきます。