![120124_175307.jpg](http://miyabigoto.com/blog/upload_item/20120124_4f1e7307783b6.jpg)
昨日は旧暦の元旦。
お稽古場には様々な言霊の思いのこもった書き初めでうめつくされました。今年は皆さま何だか、力強いような。こちらはあるチームが同じ言葉を書いたもの。縁起のいい個性ある「龍」が並びました。
昨日は旧暦の元旦。
お稽古場には様々な言霊の思いのこもった書き初めでうめつくされました。今年は皆さま何だか、力強いような。こちらはあるチームが同じ言葉を書いたもの。縁起のいい個性ある「龍」が並びました。
思えば25才の頃、着付けを習いパーティーで着物を着るようになりました。
毎日、着物を着れたらいいなと思っていたらお稽古場をはじめて日常着に。
着物の好みも時期時代で変化し、今はすっかり古典回帰です。四季や情趣を感じるまさに纏う文化だとしみじみ感じます。
14世紀の中国で硬貨をつけた羽根を蹴る遊びがあり、室町の頃、日本へ伝来。戦国時代に厄払い、江戸には年末に邪気除けとして羽子板を贈ることが流行ったといわれます。
お正月に室礼するこの羽子板は裏面に胡粉地に亀が描かれ、まさに縁起物を感じます。
白い花の香りは鮮烈。
姫松とつくばね、梅をいけました。冬に出会う花の香りは春に向かうエネルギーを感じます。
春の夜の闇にしあれば匂ひくる梅よりほかの花なかりけり
今日からお稽古がはじまりました。
新春のことほぎと感謝をこめて、清めの鈴の音で場をあらため、一年が幕をあけます。
はつはるの御祝詞を申し上げます。
生かしていただけてありがたい喜びをこめて、書きました。
「あまてらすおほみかみ」
壬辰 元旦 川邊りえこ