清浄歓喜團

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すごい名前でしょう!

今日は日帰りで京都お稽古。ふと、古式ゆかしいお菓子、略称「お団」を思い出し久々に、もとめました。
遣唐使より伝えられた唐菓子で千年の歴史を昔の姿そのまま、今なお保存されているものの一つです。仏教と共に日本に伝わり、そもそもは密教のお供えものでした。
七種の香を入れて包み、八つの結びは八葉の蓮華をあらわします。伝来の当時の中身は栗、柿、杏などの木の実を甘草、あまづら等の薬草で味付けしたそうですが、江戸中期ころより餡になったそうです。1617年創業の「亀屋清水」ではその秘法を比叡の阿闍梨より習い今でも精進潔斎後、月の一日、十五日につくられている貴重なお菓子「清浄歓喜團」はやはり「からくだもの」とよばなくてはならない気がいたします。

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このページは、が2010年6月 4日 20:42に書いたブログ記事です。

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