現代美術@ 杉本家住宅

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「超京都」
と銘した京町屋での土曜日からのART FAIRのプレビューに金曜日のお稽古後、向かいました。八坂神社の前でタクシーを止めましたら一昨日までフランスで一緒だったお二人が偶然通りかかり。やはり杉本家へ行くとのこと。スモールワールドです。
私は、祇園祭の喧騒中で光と陰が静かに映る重要文化財の杉本家にお邪魔した時の凛とした空間のイメージがどうなってしまうかと思い、伺いました。
案の定、わさわさとお人が溢れ壁や襖が心配でハラハラ。
ギャラリー小柳さんのコーナーの奥座敷の床に印象的な古美術の鹿がありました。ちょうど作家の須田悦弘さんがあらわれ、その鹿とのコラボレーションの仕掛けを説明して下さりナイスタイミングでした。鹿の角と鞍、文珠菩薩曼陀羅をささえる植物が須田さんの作品。見事な調和です。中庭には、おなじみの雑草が金と銀でさりげなく。以前、婦人画報で私の茶室の室礼にコラボレーションしていただいたことを思い出し、更に進化している須田さんの作品でした。
お馴染み、児玉画廊の八畳の間には楽茶碗や青磁の花入や織部の蓋置か無造作に置かれていて、現代美術のフェイクと思いきや、中路さんのところの、なんと、本物のお道具。思わず、中路さんと並べ直してしまいました。
と、貴重な二日間です。

現代美術@杉本家住宅
2010年5月15日(土)〜16日(日)11時〜19時
http://www.chokyoto.com

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このページは、が2010年5月15日 10:37に書いたブログ記事です。

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