毎年恒例、比良山荘の鮎にやってきた。鮎のなれずしや鯉のお造りから始まりメインの鮎は丁寧
に焼かれながら三度も出てきて鮎御飯でしめる。冬の熊鍋と共に一年の歳時記を彩っていただい
ている。
今年、初参加者の親友が、いくつかのトンネルを抜けるころから「この辺りには、いつから人が
住んでいるのかな?」と繰り返し呟く。登場したご主人に質問した。「うちは新参もので350年
です。お隣とお隣は57代目で、浄鬼さんと浄満さんといって奥の明王院をお守りしていらっしゃ
います」そう聞く彼女の家は関ケ原から20代、川邊家も30代くらいは続いていると思うが、平安
時代から同じ場所に57代とは驚いた。お名前も陰陽師の登場人物の修験者のよう。その後、足尾
谷の闇の中に緑にひかる無数の蛍が魄に見えた。5年あまりも訪れていた地が彼女のいつもなが
らの霊感とコメントにより違う時空にトリップしてしまった。
57代
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