仏陀の足跡や傘など、その象徴によって存在を暗示するという約束事が解け、人間の姿の仏陀を礼拝するようになったのが仏像のはじまりで最初につくられたのが、紀元前とも、二世紀に今のパキスタン、ガンダーラ地方だとも言われています。
仏教の伝来と共にその土地特有の美意識や民族、周辺諸国の影響により表情、服装、姿勢、材質と姿形を変えながら各地でその様相は異なります。
ここミャンマーの仏陀は面長ではなく骨格と表情がしっかりしていています。アーナンダ寺院のこちらの仏像は木造で9、5メートルあります。入り口からと足元からの視線では全く表情が変わるのが修復されたものではないオリジナルの特徴です。
